2015年4月アーカイブ

全国的に暑い夏日ですが、白山市白峰も朝から太陽が照り付けて暖かい日になりました。
高山植物研究会の温室回りにはまだ積雪があり、日光の照り返しで目が眩むので、サングラスが手放せない状態です。

野外作業を拒み続けている雪も、ここ数日の晴天でかなり溶けてしまいました。 
積雪28日.jpg本日4月28日の様子
除雪150416-4.JPGのサムネイル画像















4月16日の様子














さて、温室ではカラフトダイコンソウの花が開花したの紹介します。
カラフトダイコンソウ150425- (4).JPGのサムネイル画像


カラフトダイコンソウ150425- 縦.jpg
漢字で書くと「樺太大根草」で、樺太島で発見され、根の近くの葉がダイコンの葉に似てる事が名の由来です。
全体に細かい毛が生えているのも特徴の一つです。
4月27日、月曜日。
先週から続く晴天で、雪解けが大分進みました。
4月1日に2メートル近くの積雪があった場所でも、今は3~40センチほどになり、高山植物園へ向かえる日も近そうです。

雪解け150427- (3).JPGのサムネイル画像
冬季の間、雪の下だった高山植物を植えたカップも一部顔を出し、およそ5か月振りに太陽の下へ出てきました。


さて、温室回りを見回すともう一つ春の訪れを感じる物を見つけました。
温室前の白峰クロスカントリースキー競技場の横に植えられているヤマザクラです。
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5月まで一週間を切ったというのに、積雪で思うように作業が進められない今日この頃。
今週の暖かさで雪解けは確実に進んでいますが、例年より作業始めが遅れてしまっているので早く挽回したいところです。

写真は、白山高山植物園の駐車場へ向かう道路ぞいにある小さな滝?です。
雪解けで水量が増えているので迫力がありますね。
途中の滝サイズ変更.jpgのサムネイル画像

雪解けが進んだので、山の斜面の至る所でこうした小さな滝を見つけられます。
とても綺麗ですが、土砂崩れや雪崩の危険もあるので、注意が必要です。


今日の白山。
白山トリミング.jpgのサムネイル画像

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今週に入ってから暖かい晴れの日が続いています。
まだ白山高山植物園へ通じる、西山の登山道口駐車場への道路は開通していませんが、この暖かさでだいぶ雪解けが進みそうです。

私たちスタッフも、昨年11月頃に雪が積もってから一度も現地へ入れていないので、早く開通して植物園の整備を始めたいところです。(6月中旬には植物園のオープン!)
21日火曜日、嵐のような昨日から一転、春らしく暖かい日になっています。
今日から晴れの日が続くそうなので、野外作業を拒み続けている雪がようやく溶けてくれそうです。


温室ではハクサンコザクラが開花していたので紹介します。
ハクサンコザクラ150421- (3).JPGのサムネイル画像


ハクサンコザクラ150421-縦.jpg
名前に「ハクサン」と含まれている事から分かるように、石川県の白山で最初に見つかったことが由来になっています。
園芸用カップで多数育てている内の一つが開花しました。
4月20日、月曜日。新しい週の始まりは春の嵐になりました。
全国的に荒れた天気になるようで、石川県白山市白峰地区も朝から雨が降り続いています。
しかし暖かい。午前中から20度近くまで上がり気温だけは過ごしやすい日になりました。


今日紹介するのはタカネマツムシソウです。
花期は夏ごろなのでお花を紹介することはまだ出来ませんが、温室内で冬を越して元気に成長しています。
タカネマツムシソウ150420-1.JPGのサムネイル画像

タカネマツムシソウ150420-3.JPGのサムネイル画像
温室150416-1.JPGのサムネイル画像

久しぶりに日が差す良い天気になりました。
そろそろ高山植物を植えた畑の手入れを始める時期なのですが、今年は雪がまだ多く残っているので作業が進められず困ってしまいます。

今日の仕事は除雪です。
除雪150416-1.JPGのサムネイル画像のサムネイル画像
ビフォー。

除雪150416-4.JPGのサムネイル画像
アフター。40分ほどで温室の裏口まで開通しました。

雨に打たれ固く締め固まった雪は氷そのもの。プラスチックやアルミの除雪道具では刃も立ちません。
ですが地元の鉄工所さんで作られたの伝統の鉄製スノーダンプ(ママさんダンプ)ならザクザクと凍った雪も切り出せます。
ホームセンターなどでは流通していないので知る人ぞ知る道具です。

今日は雨が降ったり止んだりを繰り返す寒い1日になりました。
温室の中でも温度はあまり上がらないので厚着して作業しています。

今回紹介するのはツメレンゲです。こちらも温室で育てています。
ツメレンゲ150415- (2).JPGのサムネイル画像
緑色の花のように見えますが多肉質の葉です。
葉の中に水分を蓄える機能を持っており多肉植物と言われています。水分を蓄えられるので乾燥にも強いのが特徴です。同じく多肉植物のサボテンが乾燥に強いのと同じですね。
花が咲くのは秋ごろで、中心部分がトウモロコシのように伸びあがり多数の花が付きます。


ツメレンゲ150415- (3).JPGのサムネイル画像
お菓子のような名前で見た目も美味しそうです。
雪150413- (1).JPGのサムネイル画像
「春が来た」「暖かくなってきた」とブログに書き込むと決まって翌日は寒くなる。
春に一歩進んで二歩下がるような不安定な天候が続いています。


開花した植物を紹介したいところですが、そうそう都合よく開花するものでもなく・・・
今回は芽吹いてきたタカネナデシコを紹介します。

当研究会では高山植物を種から育てておりタカネナデシコもその一つです。
タカネナデシコ150412-2.JPGのサムネイル画像
昨年2014年9月に種を撒いたタカネナデシコ。(15年4月12日撮影)
温室内で冬を越し芽吹いてきました。

ナデシコ箱とカップ.jpgのサムネイル画像
現状は四角いプランターで育てており、育ち具合を見て園芸用のカップに植え替えます。(写真はシナノナデシコです)
その後さらに大きいカップや畑に植え変えるなどの過程を挟み、高山植物園へ植え込みます。


白山高山植物園で見られる全ての高山植物はここで育てられ、一株一株手作業で植え込まれたものです。
高山植物園の開園期間中にも当作業は行われているので、是非こちらにも見に来ていただければ幸いです。
白山150412- (4).JPGのサムネイル画像のサムネイル画像
4月12日日曜日。今日は久しぶりに朝からスッキリと晴れました。
まだ温かさを感じる程ではありませんが、確実に雪解けの春が近づいて来ているようです。
画像は今朝撮影した白山の様子です。



高山植物の温室ではミヤマハタザオの花が開いていたので紹介します。
以前に紹介したイワハタザオと同じくアブラナ科の高山植物で、花の形や色はとてもよく似ています。
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↑こちらはイワハタザオ。

花はそっくりですが、葉の形は大きく違っているので判断しやすいです。
こちらがミヤマハタザオの葉。
ミヤマハタザオの葉.JPGのサムネイル画像

そしてイワハタザオの葉です。
イワハタザオの葉.jpg

同じハタザオでも随分違うものですね。個性を出したがるのは植物も同じようです。

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白山高山植物研究会の温室で育てているナエバキスミレが開花しました。
その名の通りスミレ科の花です。オオバキスミレの変種で見た目はそっくりですが少し小さいのが特徴です。


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緑が濃く光沢のある葉。まだ小さいので分かりにくいですが、葉のフチがギザギザになっています。


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今回紹介したナエバキスミレも「魔法の鉢」で育てています。
不思議と植物が小さく育つことが多いようで、百満貫岩のようなビッグ魔法の鉢を作れば大きくなるのでしょうか。


※百満貫岩:昭和9年の手取川大洪水で流出してきた巨大な岩石で、石川県指定天然記念物です。
見たところ百満貫(3750トン)はあるだろうということで百満貫岩と呼ばれています。
 
積雪150408- (1).JPGのサムネイル画像 
昨日「今日は特別寒い」と書きましたが、今朝はそれ以上の冷え込みになりました。
石川県白山市白峰地区と福井県勝山市を結ぶ国道157号線では積雪もあり真冬に逆戻りしたようです。



例年通りであれば5月の連休前後には雪も減ってくるので、白山高山植物研究会の作業も本格的に始まります。そして6月中旬には白山高山植物園がオープンする予定です。

準備の進展や花の開花状態などでオープンの日取りが前後する場合もありますので、ホームページ又は当ブログを参照して頂ければ幸いです。

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2014年6月の様子。ニッコウキスゲが多く咲いています。今は数メートルの雪の下。

寒いです。
毎日寒い寒いと書いていますが、今日は特別寒い。普段は作業着とウィンドブレーカーで過ごせましたが、慌てて真冬用のジャケットを引っ張り出しました。

温室内の高山植物をチェックしているとイワハタザオが開花していました。
白い花がふさのようにつくアブラナ科の高山植物です。
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さてもう一仕事(`・ω・´)
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冬季の間しまい込んでいた草刈機の整備です。
草刈機に限らず、機械には必ず整備が必要です。整備することで機械の寿命は確実に伸びますし、不具合などを早期に発見できます。
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刃を回転させる部分にゴミが詰まってスムーズに回らなくなっていました。古いグリスが埃や草などを巻き込んで固まったようです。
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4月6日、そろそろ暖かくなって欲しいところですが今日も寒い白峰です。
写真は白山高山植物研究会の温室のすぐ目の前にあるノルディックスキー(歩くスキー)競技場の様子です。
月初めより若干雪が溶けた気もしますが、土が顔を出すのはまだまだ先になりそうですね。



シラオイハコベが花をつけていました。
シラオイハコベ150406-2.JPGのサムネイル画像

シラオイハコベ150406-3.JPGのサムネイル画像
とても小さく小指の爪くらいの大きさしかありません。

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こちらも魔法の鉢で育てています。

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今日の天気は雨。昨日が快晴で暖かかった分、一層寒さが身に染みる一日になりました。


写真は本日4月3日に撮影したミヤマキンバイです。
本来の開花時期は7月~8月ですが、昨日の暖かさにつられて開花したのでしょうか。

ミヤマキンバイ150403-2.JPGのサムネイル画像

ところでこの鉢。岩みたいですが岩をくり抜いて作った訳ではありません。

これは大野月子先生という方が考案された「魔法の鉢」という手作りの鉢です。
紙(新聞紙)とセメントで手軽に作ることが出来る上、水はけや通気性など植物の生育にとても適しており、まるで「魔法」のようによく育つから「魔法の鉢」と名付けられたそうです。
当研究会でも大野先生に作っていただいた「魔法の鉢」で高山植物の栽培を行っており、この鉢も大野先生が制作されたものの一つです。

4月2日

金沢で桜の開花宣言がありましたが、白山高山植物研究会の温室がある白山市白峰地区はまだまだ冬が続いています。

DSC01366.JPG 

積雪は2~3メートルほどあり、雪が溶けるまでは温室内で育てている高山植物の世話が主な日課となっています。

明日以降の更新では温室の高山植物を紹介する予定ですのでよろしくおねがいします。

帰り道・・・・

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暖かい日は雪が崩れやすいので注意!

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