日差しも和らぎ、温室の外の寒冷紗が外されました。西山や見本園で採取した種まきに続いて、白山から採取した種を播く作業が続きます。花の頃には、想像もつかないような種たち。作業は、そんな出会いの楽しみがあります。キヌガサソウの果実は、キウイのような甘い香りがします。粘着質の果肉を洗って、白ごまのような種を出します。 (実は、果肉は食べられるそうです。ピントもあまい!? )
これは、ツバメオモト。秋の登山道で一際目立つ藍色の果実からは、茶色の種が出てきました。胡麻より一回り大きい位。浮いているのは、未熟で播いても発芽しないことが多いので、沈んでいる種を播きます。シラタマノキの芥子粒よりも小さな種やキク科の植物の飛んでいきそうな種。水苔や鹿沼土、バーミキュライト等々、種に応じた苗床を作り、採取した日と播種した日を記録して、発芽を待ちます。
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