連日の猛暑の中、植物園へ上がってみました。大雨の影響で、登り口は水が流れて大きくえぐられていました。しかし、植物たちはこの炎天下でも花をつけ、実をつけています。タムラソウが咲いていました!キク科タクムラソウ属のこの花は、一見するとアザミに似ていますが、似て異な点は、刺がないこと。三ノ峰への登山道沿いで見かけた時には、感激しました。何しろ、初めての花に出逢う喜びといったらありません。これは、図鑑のアザミの項あたりの・・・タムラソウ!!思いの他、背の高いきれいな花の写真を何枚も撮りました。タムラソウは、別名玉箒。タムラソウの語源は不明ですが、玉箒は、枝が箒状になり、その先に頭花がつくからである。と牧野植物図鑑にあります。三ノ峰への登山道沿いは、白山の観光新道や別山道、釈迦新道に匹敵するようなお花畑が続きます。そして、他の登山道沿いでは出逢えない花々にも出逢える道です。三ツ谷から杉峠、六本檜を経て登るルート(余り利用されていない道のようです)もありますが、福井県の鳩ヶ湯から上小池を経て登る道がメインルート。今からだと夏の残りの花と秋の花に出逢えるでしょう。
白山高山植物園は、一歩先に秋の花。やがてリュウノウギクやノコンギクが咲き、西山にも秋の空気が流れる頃となります。
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