白峰の南番(みなばん)の一画に、国の重要伝統的建造物群保存地区の中心である山岸十郎右衛門家があります。白山高山植物園の植栽などに携わっておられる造園家の森和男さんが、十郎右衛門家の石垣の上に高山植物を植栽されました。
先日、訪れた時には、山手にある庭に高山植物を植えて整備する為に、白山高山植物研究会の面々が池の中の清掃を行なっていました。その時、話にでた亀石は、植物に覆われていて確認する事が出来ませんでした。今日、立ち寄った十郎右衛門家。池の周りの木々が整理され、池の中にくっきりと亀の姿が・・・。その変貌ぶりと見事な庭に驚いてしまいました。亀石や蓬莱山が配置され、神仙思想に基づいた庭造りがされています。庭を一目見ての森さんのお話は、天領時代白山麓十八ヶ村の取次元を長く務めた山岸家の格式を物語っています。亀石の池の周りが、森さんによってどんな風に整備されていくのか楽しみですね。
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