吹く風も肌に涼やかな午後、白山高山植物園へ。青い空に負けないくらいに、ヤマハハコは相変わらず元気。
キク科の花を期待して・・・しかし、アサギリソウはふっくり蕾。リュウノウギクは、蕾固し。そんな中で水はけの悪そうな?斜面にイワギクの花。何だか白い春菊が咲いているように見えました。昨年、雨の中、白山禅定道を歩いた時、ガレ場を覗いたら白い菊のようなものが・・・。望遠で撮影された花は、イワギクのようでした。 撮影 濱谷留広氏一番最初に見たのは、岩間の噴泉塔へ向かう道沿い。野生の花とは思えない佇まいに感動した記憶が蘇ります。
そんなイワギクは、石川県では準絶滅危惧。そして、国レベルでは、絶滅危惧Ⅱ種だそうです。生育地が限られ、個体数も少ないからだとか。道路工事や園芸採取が危険要因。自然の中で出逢う感動をずっと・・・。温室では小さな苗たちが猛暑の夏を越えて育っています。